わたし、シーズン2

読書が趣味の40代主婦。きままな読書感想文を中心に日常を綴っています。家族は、夫と娘と元保護犬の愛犬ミィ。

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『すーちゃんの恋』子供を産む人生、産まない人生

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どうしても嫌いな人のその後のお話です。

 

ネットのレビューでは、割と賛否両論なこの本。

 

結構厳しいレビューも多いですね。でも、私はよかったと思います。

 

 

帯に「子供を産む人生、産まない人生」と書いてあるのですが、そんなすーちゃんの気持ちもよく表されている内容でした。

 

実際、仲良しだったまいちゃんは、子供が生まれ(すーちゃんは独身)そんな彼女に対して、ちょっとした違和感を感じる。

 

そして、ちょっと意地悪を言ってしまう。

 

まいちゃんも、自分の時間がなくて母として、取り残されているような孤独を感じている。

 

またいつか、昔のように色んな話ができるようになるのかな・・・って思う。

 

2人ともの気持ち、分かるなぁ~。

 

そして、すーちゃんはやはり「産むこと」を考えるのです。

 

そして、「お母さんになっても ならなくても 私は”わたし”。お墓に”お母さん”って書くわけじゃないし」とつぶやきます。

 

ほとんどの女性が人生の中で一度は考える「自分の結婚・出産」。

 

お金で買えるものでもなく、自分の思い通りになるわけではないので難しいテーマです。

 

すーちゃんの新しい職場は、みんなとても優しくて、すーちゃんはとてもイキイキ働いています。

 

あんな風に働けたら素敵だなーって思います。私は特に、園長先生の

 

「逃げ出したなんて言葉にしばられず、そのまま受け止めればいいの。”逃げたじゃなく辞めた”それだけのことよ」

 

という言葉が沁みました。

 

自分の選択を責めなくたっていいよ・・・って、そう言ってもらえた気がして。

 

肝心のすーちゃんの恋については、ネタバレになるので書きません♡

 

お相手の土田くんについては⇒オレの宇宙はまだまだ遠いに描かれています。

 

この本を読むと土田くんが好きになります。(#益田ミリ)

* この本の感想を書きました *